新潟県立塩沢商工高等学校
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学校長より

学校長挨拶



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○ 本校の特徴
 塩沢商工高等学校は、昭和38年(1963年)4月に開校し、61年間にわたり地域の産業界を支える人材を輩出してきました。創立62年を迎える現在、地域創造工学科と商業科の2学科が併設されており、「商工」を掲げる県内唯一の高校です。
 特に、地域創造工学科は、地域の基幹産業である建設業界の要望から、令和2年(2020年)に、機械システム科から地域創造工学科に学科改編しました。

○ 地域の特徴
 この南魚沼の地には、様々な伝統文化や魅力があります。
 例えば、国指定重要無形文化財である「越後上布」(麻の織物)と「塩沢紬」(絹織物)は、江戸時代に記された鈴木牧之著「北越雪譜」にも紹介されている伝統的な織物です。
 また、一面に広がる田園地帯は「魚沼産コシヒカリ」の一大産地で、このブランド名を活かした米加工製品やそば・うどんなどの製造企業も多く立地しています。
 そして、「雪・水」。時には災害をもたらす雪も、この地域に多くの恵みを与えてくれます。その恩恵は農作物といった農業だけでなく、スキーやスノーボードのレジャー産業、温泉などの観光産業、飲料水をはじめとする様々な食料品の製造、情報通信機器の電子部品の製造などの工業分野の可能性も広げてくれています。

○ 生徒は、地域の未来
 このような南魚沼の地で、本校の生徒は、日々の学習や部活動・特別活動に励んでいます。
 その先に目指すのは、「自分にとっても、社会にとっても、幸せ(ウェルビーング)とは何かを知って生きていける人。そして、みんながそう感じられる社会を創り、持続させようとする人」です。
 インターネット社会で活躍の場は世界に広がり、リモートワークという新しいライフスタイルも定着するなど、住む場所の制約は小さくなりました。また、多様性の時代とも言われ、新しい価値を創造・共創する人権感覚も必要とされています。生徒には、自分のやるべきことを決め、「世界のどこにいても誰といても協力しながら、社会に貢献できる人になってほしい」と思っています。
 そのために学校活動では、教室での学びだけでなく、地域の企業様のご協力のもと、インターンシップ、デュアルシステム、出前授業、オンライン講演会など、学校の外に飛び出していく場を多く設けています。
 生徒は地域の未来です。世界に羽ばたき、この塩沢で輝く存在になってくれるよう、教職員一同、力を尽くしていきます。今後とも、本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。



令和7年4月
校長 川上 史人